ピカソの「超希少」作品競売に、落札予想は47億円超

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オークションに出品されるピカソの「座る女」=サザビーズ提供

オークションに出品されるピカソの「座る女」=サザビーズ提供

(CNN) 英ロンドンで21日に開かれるサザビーズのオークションに、ピカソの初期のキュビズム作品「Femme Assise(座る女)」(1909年)が出品される。

同作品の売り出し価格は4000万ドル(約42億円)、落札価格は4500万ドル(約47億円)を超す見通し。描かれている女性は、ピカソの愛人で何度もモデルになったフェルナンド・オリビエとされる。

サザビーズの担当者はこの作品を「極めて希少」と位置付け、「ピカソのキュービスムは何十年にもわたり、ピカソ本人だけでなく後の現代美術にとっても極めて重要かつ画期的な期間と考えられてきた。そのためキュービスム期の作品は大多数が世界の美術館に収蔵されている」と解説する。

現在の持ち主は、1973年のサザビーズのオークションでこの作品を34万ポンド(現在のレートで約5200万円)で落札していた。

ピカソ作品では2015年に「アルジェの女たち」が、芸術作品の落札額としては史上最高値の1億4900万ドル(約156億円)を記録した。

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