国際陸連、ロシア陸連の資格停止を継続

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IAAFのセバスチャン・コー会長。今回の決定を「陸上競技にとって最善の形」と述べた

IAAFのセバスチャン・コー会長。今回の決定を「陸上競技にとって最善の形」と述べた

(CNN) 国際陸上競技連盟(IAAF)は17日、ウィーンで理事会を開き、ロシアのドーピング問題への対応は要求される水準に達していないとして、ロシア陸連に科していた資格停止処分の継続を全会一致で決定した。これによりロシアの陸上選手は、8月のリオデジャネイロ五輪に出場できない公算が高くなった。

調査にあたったIAAF独立作業部会のトップ、ルネ・アンダーセン氏はロシアの反ドーピング対策について、大きな進展があったものの、いくつかの重要な基準が依然として満たされていないと指摘。「ドーピングを許容する文化が深く根付いており、これは実質的に変わっていないとみられる」と述べた。

ロシア陸上界のヘッドコーチや選手の多くは、ドーピング問題の重大性を認める意識がないように見え、ドーピング対策のために設けられた規則も無視しているという。

同作業部会の調査では、「ドーピングの検知と抑止を可能にする強力で効果的な反ドーピング体制」をロシアが依然として整備できていないことも判明したと言及。ロシア当局が組織ぐるみでドーピングを行い、不利な検査結果を隠ぺいしていたとも指摘した。

国際オリンピック委員会(IOC)は21日に会合を開き、IAAFの決定を支持するか決める見通し。これによりロシアの陸上チームがリオ五輪に参加できるかが決定される。

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