F1ビアンキ選手の遺族、FIAなど提訴へ

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レース中の事故が原因で昨年7月に死亡したジュール・ビアンキ選手

レース中の事故が原因で昨年7月に死亡したジュール・ビアンキ選手

(CNN) 自動車レースのフォーミュラワン(F1)レース中の事故で負ったけがが原因で死亡したジュール・ビアンキ選手(仏、マルシャ・フェラーリ所属)の遺族が、死は「回避可能だった」として訴訟手続きを開始した。

事故は2014年10月に行われたF1日本グランプリの決勝で起きた。作業車に衝突して頭部に重傷を負ったビアンキ選手は、昨年7月に他界した。25歳だった。

遺族の代理人を務める英法律事務所は、F1を統括する国際自動車連盟(FIA)と、テレビ放映権などを管理するフォーミュラ・ワン・グループ、そして所属チームだったマルシャ(現マノー)に対し、「正式な裁判前通知書」を送ったとしている。

法律事務所の担当弁護士は声明で「ジュール・ビアンキの死は避けられた」「本件に関するFIAの調査報告書はF1における安全性向上に向けた多くの提言を行ったが、ジュールの死を招いた過ちがどこで起きたかについては突き止められていない」と述べた。

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