テニス・デビス杯決勝、予定通り開催 テロに揺れるベルギー

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アンディ・マリーを擁する英国が1936年以来の優勝を狙う

アンディ・マリーを擁する英国が1936年以来の優勝を狙う

(CNN) テロへの警戒が続くベルギーで、男子テニスの国別対抗戦、デビスカップの決勝が、27日から予定通り開催されることが分かった。

決勝は地元ベルギーと英国の顔合わせで27日から29日までの日程で行われる。会場は厳戒態勢が続く首都ブリュッセルから北西に56キロほど離れたヘント。期間中は毎日1万3000人が観戦に訪れる見通しだ。

パリで起きた同時多発テロを受け、同様の事件が計画されているとみられる首都ブリュッセルではテロ警戒レベルが最高水準に引き上げられている。ヘントでも現時点で2番目に高い警戒レベルが設定されている。

それでも決勝戦を運営する同国フランドル州テニス協会のヘイス・コーケン最高経営責任者(CEO)はCNNに対し「我が国の政府から開催中止を検討するよう勧告があれば従ったが、そうした事態にはならなかった。パニックを起こす理由はない」と予定通り開催する方針を表明。観客の安全確保に向け、バッグ類の会場内への持ち込みを禁止するなど保安対策を強化すると述べた。

またヘントの警察当局はCNNに、試合会場周辺の警備を増強していると説明した上で、軍とともに道路を巡回することも示唆した。

ベルギーがデビスカップ決勝に駒を進めるのは1904年以来2度目。

英国は世界ランキング2位のアンディ・マリーを擁するが、1936年以来デビスカップでは優勝していない。

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