オーナーがまた差別発言、チーム売却へ 米NBA

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オーナーがまた問題発言 米NBA

(CNN) 米プロバスケットボール協会(NBA)アトランタ・ホークスのオーナー、ブルース・レベンソン氏が人種差別的な内容の電子メールを送っていたことが発覚し、チームを売却する羽目になった。

問題の電子メールは2012年に送信されたもので、レベンソン氏は裕福な白人ファンが少ないためにシーズンチケットの売り上げが伸びないなどと分析。本拠地フィリップスアリーナの観客は70%が黒人、バーの客も90%を黒人が占め、チアリーダーも黒人ばかり、流れる音楽はヒップホップで試合終了後のコンサートはラップかゴスペルのどちらかだと不満を漏らした。

その上で「黒人の観客のために白人が来ない。黒人ファンは富裕層が少なくシーズンチケットの売り上が伸びない」「南部の白人はスタジアムやバーで少数派になることを快く思わない」と書いていた。

このメールについてレベンソン氏は7日、不適切だったと認めてホークスの経営権を売却すると発表。「人種にスポットを当てることにより、意図せず黒人ファンよりも白人ファンを重視していると思わせてしまった」としてチームとファンに謝罪した。

NBAではロサンゼルス・クリッパーズのオーナーだったドナルド・スターリング氏も、先に人種差別的な発言が原因でチームの売却に追い込まれた。

レベンソン氏は5月の時点でスターリング氏の発言について「我々全員が強い憤りを感じている」とコメントしていた。

NBAはホークスと協力してチームの売却先探しに当たる方針。

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