米NFL初、同性愛選手がドラフト指名 オバマ大統領も祝福

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米NFLに初の同性愛選手

(CNN) 米プロフットボールリーグ(NFL)のドラフト最終日が10日実施され、セントルイス・ラムズが同性愛者であることを告白したミズーリ大のディフェンシブエンド(DE)のマイケル・サム選手(24)を最後の7巡目で指名した。全体では249位での選択だった。

入団すればNFLでは初の同性愛者の誕生となる。米ホワイトハウスは声明で、オバマ大統領が同選手やNFL、ラムズを祝福したことを明らかにした。同性愛など性的少数派に属する米国人は日々、「どんな人物」かではなく「何をしているか」かで判断されることを立証しているとたたえた。

スポーツ専門テレビ局ESPNは指名を受けたサム選手が同性愛の相手の男性の腕の中で「ありがとう」と言いながら、泣く姿を伝えた。

同選手はオールアメリカンの一員に選ばれた他、大学フットボールリーグの最高峰ともされるサウスイースタン・カンファレンスでディフェンスの年間最優秀選手に輝いたこともある。

ドラフト指名は予想されていたが、3日間続いたドラフトの2日目までは名前が呼ばれることはなかった。今回のドラフトでどう評価されるかはNFLの同性愛選手に対する見方を占うものともなっていた。

同選手は今年2月、ESPNや米紙ニューヨーク・タイムズとの会見で、同性愛者であることを打ち明け、NFLでのプレーの機会を失ったとの指摘も出ていた。

同性愛者の権利擁護の活動家はサム選手の指名を歓迎。NFLの選手団体幹部もドラフト指名の全員に対してと同様、最高の幸運を祈ると述べた。

米国の主要スポーツでの同性愛選手の誕生では、プロバスケットボール(NBA)のジェイソン・コリンズ選手の例がある。

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