M・ジャクソンさん急死、興行会社に責任なし 米裁判所

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インタビューに答えるマイケル・ジャクソンさん=2006年

インタビューに答えるマイケル・ジャクソンさん=2006年

(CNN) 米ポップスター、マイケル・ジャクソンさんの死を巡って遺族が興行会社のAEGライブを訴えていた裁判で、米ロサンゼルスの裁判所は2日、AEGに責任はなかったとする評決を下し、多額の損害賠償を求めていた遺族側の訴えを退けた。

裁判はジャクソンさんの母キャサリンさんと3人の子どもが2010年に起こしたもので、AEGがジャクソンさんの専属医としてコンラッド・マレー医師(過失致死罪で服役中)を採用したことが、ジャクソンさんを死亡させる一因になったと訴えていた。

ジャクソンさんは麻酔薬の過剰投与が原因で2009年6月に急死。マレー医師は、不眠症の治療のため麻酔薬を投与していたことを認め、有罪判決を受けた。今月中に2年間の刑期を終えて出所する見通しだ。

2日の陪審評決では、正規の医師免許を持つマレー医師がジャクソンさんに危険をもたらす恐れがあるとAEGが知る術はなかったと認定し、AEGの過失を否定した。ジャクソンさんが睡眠導入剤として麻酔薬を使っていたことは、親族でさえ知らなかったとした。

遺族側の弁護団は評決を不服として控訴の意向を示している。裁判の審理は5カ月に及び、ジャクソンさんの母や息子、元妻が証人として出廷していた。

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