表彰台でキス ロシアの女子リレー選手が「抗議目的」を否定

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「講義目的」との見方を選手本人が否定した

「講義目的」との見方を選手本人が否定した

(CNN) 世界陸上の表彰台でロシアの女子リレー選手同士がキスを交わし、「同性愛規制への抗議ではないか」と騒がれたことに対して、選手本人が20日、記者会見で強く否定した。

ロシアのクセニヤ・リジョワ選手とユリア・グシチナ選手らのチームは17日、女子4×400メートルリレーで金メダルを獲得。表彰式では全員が抱き合って喜ぶなか、両選手が唇にキスをしている場面をカメラがとらえて物議を醸した。

ロシアでは最近、未成年者の前で同性愛を「宣伝」する行為を禁止する法律が成立。2人のキスにはこの法律への抗議が込められているとの憶測が飛び交った。

これに対してリジョワ選手は、「過去8年間逃し続けた金メダルをついに手にした私たちの気持ちは、皆さんに想像出来ないと思う」と指摘。「途方もない感情が押し寄せる中で偶然唇が触れ合ったとしても、そこからどうやって話が作り上げられたのかさっぱり分からない」と怒りをにじませ、「私もユリアも結婚しているし、恋愛関係はない」と言い切った。

ロシアの同性愛規制をめぐっては、同大会開催中に女子棒高跳びの金メダリスト、エレーナ・イシンバエワ選手が英語での記者会見で「新法を支持する」と発言。この中で「私たちは正常で標準的な国民」などと述べたことが誤解を招いたとして、後日発言を撤回する騒ぎもあった。

グシチナ選手は会見でこの騒ぎについて「競技に集中していたので知らなかった」と述べ、「私たちは勝利を喜んでいたのに、それがこのように汚されるなんて理解できない」と力説した。

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