サッカー2試合で146得点、八百長捜査へ ナイジェリア

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2試合で「146得点」に捜査が入った

2試合で「146得点」に捜査が入った

(CNN) アフリカ西部ナイジェリアで、「79-0」「67-0」と現実離れした大差のスコアが出るサッカーの2試合がこのほどあり、八百長を疑う同国のサッカー連盟は警察に対し刑事事件として捜査するよう要請した。

疑惑の試合は同国の3部リーグへの昇格がかかったプレーオフ最終戦の2試合。いずれもアマチュアクラブのプラトー・ユナイテッド・フィーダーズが79-0、ポリス・マシンFCが67-0でそれぞれ大勝した。

両チームは勝ち点、得失点差、ゴール数で全くの互角で、最終戦の結果に昇格を賭けていた。最終戦前の計2試合での両チームの得点数は2点のみ。ところが最終戦の前半だけでフィーダーズが7点、マシンが6点をもぎ取っていた。

同国連盟は最終戦の結果についてナイジェリアのサッカー史上なかった「想像も出来ない屈辱のショー」と非難し、最終戦を戦った4チームを資格停止処分に科した。連盟の広報担当者は、連盟も実施している調査の結果次第では4チームが永久的な資格停止処分に直面する可能性があるとも述べた。

ポリス・マシンと戦ったクラブのババヤロの首脳は最終戦の結果を受け、チームの解散に踏み切った。

連盟は警察に刑事事件としての捜査を求めたが、ポリス・マシンは警察が抱えるクラブだけに捜査の行く末を危ぶむ声もある。連盟の広報担当者は公正な捜査が進められると信じると述べた。

国際サッカー連盟(FIFA)もナイジェリアの連盟が4チームに対して打ち出す措置に関心を寄せている。FIFAは声明で事態を注視していると述べた。

ナイジェリアはアフリカのサッカー強国で、今年2月に行われたアフリカ選手権ではブルキナファソを破り、3度目の優勝を果たしていた。

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