ゴール判定の新技術で契約、日本での大会で採用 FIFA

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2010年のW杯で物議を醸したイングランドの幻のゴール

2010年のW杯で物議を醸したイングランドの幻のゴール

(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)は25日までに、ボールがゴールラインを割ったかどうかを見極める新技術の導入問題で英企業と独研究所とシステム製造で契約したことを明らかにした。

新技術は今年12月に日本で開催されるFIFAクラブワールドカップで使用される見通し。FIFAは10月に新技術の利用開始を承認していた。

今回契約を結んだのはドイツの研究者が開発した「ゴールレフ」方式と英国企業が手掛けた「ホークアイ」方式。前者は、ボールの中に磁力を持つ部品を埋め込み、ゴールラインを割ったかどうかを識別する。複数のカメラを通じてボールの軌道を正確に分析するなどのホークアイ方式はテニスやクリケットの試合に既に使われている。

両システムは今後、試合での正式採用を前に、スタジアムでの試験を受ける。FIFAは声明で、スタジアムでは独立した組織が正常に作動するかを確認すると述べた。両システムは2011年10月から今年6月にかけ試合の展開を再現させた模擬実験で機能が試されていた。

ゴール判定での新技術使用問題は、10年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のイングランド対ドイツ戦でイングランドの明らかな「ゴール」が認められなかったことで論議が再燃。ブラッターFIFA会長が使用を最終的に決めた。

ただ、欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長は新技術導入に反対の立場を崩さず、欧州のクラブ王者を決めるチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグでは採用しない方針。UEFAは代わりにゴール裏に審判を追加配置する対策を講じている。

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