パキスタンでキリスト教徒の一家殺害、ISISが犯行声明

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銃撃の被害者を病院へ搬送する人々

銃撃の被害者を病院へ搬送する人々

(CNN) パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで2日、キリスト教徒の一家が銃撃を受けて死亡した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が3日、犯行声明を出した。

一家は午後6時45分頃、市場から三輪タクシーで帰宅する途中に襲われた。地元警官によると、死亡した家族3人とタクシー運転手はいずれもキリスト教徒だった。発砲した男たちはバイクで逃走したという。

ISISは声明で、メンバーの「秘密部隊」がキリスト教徒の「戦闘員」をけん銃で撃ち、4人を殺害したと述べた。ただし関与を裏付ける証拠は示していない。

クエッタ市内では最近、ISIS系の集団などによる襲撃事件が増えている。

パキスタンでは以前から少数派キリスト教徒が武装組織の標的にされてきた。2016年にはイースター(復活祭)を祝うキリスト教徒らでにぎわっていた東部ラホールの遊園地で自爆テロが発生し、少なくとも69人が死亡した。

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