アルカイダ系、電池に爆弾隠す技術完成か 米当局が情報入手

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ワシントン(CNN) 国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」が、電子機器のバッテリーに爆弾を隠す技術を完成させているという情報を、情報機関が入手した。米当局者が21日に明らかにした。

この情報が発端となって、米国と英国は21日、中東やアフリカの特定国からの便の乗客に対し、ノートパソコンなどスマートフォンよりも大きい電子機器の機内持ち込みを禁止すると発表した。

この措置では中東と北アフリカの航空会社に対し、特定の国から搭乗する乗客の電子機器は機内に持ち込ませず、預け荷物に入れることを義務付けている。

複数の米当局者はCNNの取材に対し、テロ組織が爆弾をさまざまな機器の中に隠して持ち込む手口によって、旅客機を狙い続けている痕跡が見つかったと話している。

航空当局者は、今回の措置の背後に「政治的動機」はないと情報当局者から直接告げられたと説明。実際に、今回の決定には航空会社の従業員もかかわっていると述べ、トランプ政権だけが決めたことではないと強調した。

一部の航空会社からは、航空の安全が脅かされる差し迫った危険があるのかといった疑問や、国土安全保障省が96時間の猶予をなぜ認めたのかといった疑問も出されているという。

しかしこの問題について説明を受けたジョン・カトコ下院議員(共和党)は、「これが正しい行動であることに疑問の余地はない」と述べ、電子機器の持ち込み禁止は信頼できる新たな情報に基づく措置だと強調している。

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