ケニア南部で警察署襲撃、実行犯の女3人を射殺

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襲撃現場で爆弾の処理に当たる捜査員

襲撃現場で爆弾の処理に当たる捜査員

ケニア・モンバサ(CNN) ケニア南部の港湾都市モンバサで11日、ベールで顔を覆った3人の女が警察署を襲撃し、警官2人が負傷した。実行犯の3人は警官に射殺された。

地元警察の責任者によると、3人は同国など東アフリカ一帯でイスラム教徒の女性が着用するベール「ブイブイ」で顔を覆い、携帯電話を盗まれたと偽って警察署に侵入。1人が火炎瓶を投げ、残る2人が刃物で警官らを刺した。

警察側が反撃して3人を射殺した。同責任者によると、女たちは防弾ベストを着けていた。現場の映像には、爆弾探知班が3人の遺体を調べる様子が映っている。1人は衣服に爆弾を仕掛けていたことが分かったという。

この襲撃で警官2人が負傷し、地元の病院に収容されたが、容体は安定している。

警察によると、実行犯3人のうち2人の身元が判明し、一方の女の自宅にいた3人が襲撃に関与した疑いで逮捕された。

犯行声明は出ていないものの、同責任者は隣国ソマリアのイスラム過激派「シャバブ」による犯行との見方を示した。

シャバブに対しては、ケニア軍を主力とするアフリカ連合(AU)の部隊が掃討作戦を展開している。シャバブはケニアでもテロを繰り返してきた。昨年4月にケニア東部ガリッサの大学が襲撃された事件では150人近い死者が出た。

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