米空軍基地、機関銃1丁と擲弾32発が紛失 FBIらと調査

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空軍基地で機関銃と擲弾が紛失したことが分かり、調査が行われている

空軍基地で機関銃と擲弾が紛失したことが分かり、調査が行われている

ワシントン(CNN) 核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル(ICBM)と戦略爆撃機を一元管理する米空軍「グローバルストライク司令部」の基地で機関銃と1箱分の擲弾(てきだん)が紛失し、同司令部傘下にある計8基地で兵器類の確認作業などが一斉に実施されていることが20日までにわかった。

今回の問題発生の詳細に通じる米軍当局者が明らかにした。調査対象は8基地の警備部門が使っている全ての小火器、機関銃、短銃、ライフル銃に擲弾。

8基地での兵器類の確認作業は通常、1日3回実施し兵器の通し番号の符合などを調べている。今回の調査には米連邦捜査局(FBI)と米アルコール・たばこ・銃器取締局にも協力を仰いだ。

同司令部の声明によると、全自動式の機関銃「M240」1丁の紛失は今月16日、ノースダコタ州マイノット基地での通常検査時に判明。空軍の特別捜査部門も加わる調べはまだ続いている。

また、同基地では今月1日、擲弾32発が入った箱が移動中の車両後部から落下し、運転手と同乗の要員らが目的地に到着して初めて気付く不手際も発生。箱を探したものの見付からなかった。

同司令部に配置される兵士らは3万人以上。機関銃紛失などが起きた警備部門は直接的には核兵器防御任務に関与していないという。米軍当局者によると、今回の不祥事に絡み核兵器管理の安全性が脅威を受けた形跡はない。

同司令部関連の基地では過去にも失態が起きていた。ワイオミング州ウォーレン基地では2007年、巡航ミサイルに搭載用の核弾頭6個が誤ってマイノット基地からルイジアナ州バークスデールへ空輸される騒ぎが発生。運んだ航空機乗員は機内に核弾頭があることを知らなかったという。

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