米州兵、右手に恐竜の玩具着け宣誓 動画拡散で関係者処分

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恐竜の玩具を右手につけて宣誓式に臨む女性下士官(右)

恐竜の玩具を右手につけて宣誓式に臨む女性下士官(右)

(CNN) 米テネシー州の空軍州兵部隊でこのほど、下士官の女性が再入隊式で右手に恐竜の頭部をかたどった玩具を着けて宣誓を行う出来事があった。この様子をとらえた動画が拡散したことを受け、州兵幹部は18日、宣誓式にかかわった要員3人に対する処分を発表した。

テネシー州兵幹部の発表によると、宣誓式を主催した大佐は中佐に降格のうえ即時退役となった。この出来事を撮影した上級下士官は曹長を解任されたが、空軍州兵には引き続きとどまる見通しだという。

動画で玩具を着けている女性下士官に対しては、広報部門でのフルタイムの職務から外す処分が下された。他にも処分が検討されている。

空軍州兵トップを務めるスコット・ライス中将は声明で、宣誓式について「国への献身を示すだけでなく、現役の将兵や先輩に敬意を表する意味合いもある」と指摘。「今回の行為は軍の根本に背くものだ」と述べた。

処分を発表した州兵幹部も、「上級将校や上級下士官が軍の長年の伝統に対して軽薄な態度を取ったのは極めて恥ずかしいこと」としている。

動画は先の週末、空軍関係者らが作るフェイスブックのグループに投稿されたもの。宣誓式への敬意を欠いているとして、批判の声が上がっていた。動画は18日の時点で240万回視聴されている。

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