米エアフォースワンの新しい「冷蔵庫」、導入費用は25億円

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エアフォースワン、その歴史を振り返る

ワシントン(CNN) 米大統領専用機(エアフォースワン)への新たな冷蔵庫の導入費用が総額2360万ドル(約25億6000万円)に上ることが27日までに分かった。

米空軍は昨年12月、米航空機製造大手ボーイングに契約を発注。機内の5つの「冷蔵設備」のうち2つを入れ替える計画だとしている。

空軍報道官がCNNに明らかにしたところによれば、今回交換される冷蔵庫は1990年に機体とともに納入された。当時の技術に基づいたもので、短期間の食料貯蔵を念頭に開発されていた。

高温多湿の環境などで不具合が起きることが増え、食料の貯蔵に必要な要件を満たすことが実質的に不可能になっているという。

エアフォースワンの備品などの多くは連邦航空局(FAA)による特別の検査が必要となる。備品の価格にはこうした検査の費用も含まれている。国防総省は試作品開発や製造、設置を含め、新たな冷蔵庫に関する技術サポート費も2360万ドルの契約でまかなう方針。

トランプ米大統領は大統領選中、エアフォースワンに代えてプライベートジェットを使うとの考えを明らかにしていた。新たなエアフォースワンの導入計画にも批判的で、2016年12月には「コストは制御不能だ」「キャンセルだ!」とツイートしていた。

ただ、就任後はエアフォースワンに搭乗している。

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