「白人至上主義者に居場所はない」 バージニア州知事

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白人至上主義者と反対派が衝突、車突っ込み死者

バージニア州シャーロッツビル(CNN) 米バージニア州シャーロッツビルで計画された白人至上主義者らの集会に抗議していた人々の集団に車が突っ込み、1人が死亡した事件を受けて、同州のマコーリフ知事は13日、集会参加者らを強く非難し、「米国から出て行ってほしい」と述べた。

事件では抗議運動に参加していた女性(32)が死亡し、19人が負傷した。

さらに上空から警戒にあたっていた州警察のヘリコプターが墜落し、搭乗していた操縦士ら2人が死亡した。当局が墜落の原因について調査を行っている。

車を運転していたオハイオ州出身の男(20)は殺人などの容疑で逮捕された。このほかにも、現場でけん銃を隠し持っていたなどとして3人が逮捕されている。

マコーリフ氏は13日、シャーロッツビルでの集会に参加するため全米各地から集まっていた白人至上主義者らについて、愛国者を名乗っているが米国人とはいえないと非難。「シャーロッツビルにもバージニア州にも米国内にも、あなたたちの居場所はない」と言い渡した。

マコーリフ氏は同日、副知事やシャーロッツビル市長らとともに同市内の黒人教会を訪れ、白人至上主義を容認しないと改めて強調。「きょうはテレビ出演の依頼を全て断ってここへ来た」と語った。

一方で集会の主催者は12日、参加者らの安全を守れなかったシャーロッツビル当局者や警官らに責任があるとの声明を発表した。

トランプ米大統領はこの事件について、「多くの方面」からの憎悪や偏見、暴力が噴き出したとの見方を示した。これに対しては与野党を問わず、白人至上主義者側をはっきり非難するべきだとの声が上がっている。

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