米アラスカの火山が噴火、地域航空便に影響も

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パブロフ火山の5月の噴火の様子。再び活動が活発化しているという

パブロフ火山の5月の噴火の様子。再び活動が活発化しているという

(CNN) 数週間前から小規模な噴火が観測されていたアラスカの2つの火山で、地震活動が活発化して少量の溶岩や火山灰が吹き出し、噴煙が上がっている。アラスカ火山観測所が25日に発表した。

活動が活発化しているのはアラスカ半島にあるパブロフ火山とベニアミノフ火山。同観測所は、今後さらに活動が活発化する恐れもあるとして警戒を呼びかけている。

米地質調査所(USGS)によると、パブロフ火山は5月初旬に噴火し、いったんは活動が収束していたが、25日午前になって地震活動が活発化し、継続的な揺れが観測されている。

溶岩の噴出も確認され、噴煙は高さ約8500メートルに達している。まだ米国とアジアを結ぶ国際線に影響を及ぼす規模には至っていないものの、周辺一帯の地域を結ぶ便の拠点となっているコールドベイの空港では、便の発着に影響が出ているという。

一方、パブロフ火山から約100キロ離れたベニアミノフ火山は6月初旬から火山活動が観測され、13日に噴火が始まった。溶岩や火山灰も噴出し、約2500メートルの高さまで噴煙が上がっている。

現在のところ火山灰は微量にとどまっているが、過去の噴火のパターンから推定すると、活動の活発化に伴って火山灰もある程度の量に達する見通しだと専門家は話している。

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