バンクシー新作がお披露目、武器の国際見本市を批判 英

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バンクシーの新作「シビリアン・ドローン・ストライク」

バンクシーの新作「シビリアン・ドローン・ストライク」

(CNN) 落書き風の壁画で知られる神出鬼没の匿名アーティスト、バンクシーの新作が11日、ロンドンで公開された。ドローン(無人機)による空爆をテーマにした作品で、今週ロンドンで開催される世界最大規模の兵器の見本市に対する批判を込めたとみられる。

子どものような筆づかいが印象的なこの作品のタイトルは「シビリアン・ドローン・ストライク」。子どもとみられる人物が1人、犬と並んでおびえた表情を浮かべ、爆発する家を眺めている。その上には3機のドローンが飛行している。

同作は今週ロンドンで開かれる防衛システム・装備の見本市「DSEI」に異議を唱えるアートイベントで1週間展示される。

イベントを運営するサム・ウォルトン氏は、バンクシーの作品について「ずいぶんとかわいらしい子どものような絵を意図的に壊すことで、軍産複合体に批判を投げかけているようだ」と指摘。「非常に力強いメッセージを打ち出して、DSEIのような催しが体現するあらゆるものに対抗している」と語った。

2年に一度開かれるDSEIには全世界から1600社が参加し、アルジェリア、バーレーン、カタール、パキスタン、サウジアラビアといった国の代表者に各種の兵器を売り込む。

バンクシー作の「シビリアン・ドローン・ストライク」は15日にオークションにかけられる予定。収益は武器貿易に反対する組織などに寄付される。

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