アカデミー賞中継に「真実」問うCM 米紙NYT

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大統領選後、NYT紙本社で記者らと会談を行ったドナルド・トランプ氏=16年11月

大統領選後、NYT紙本社で記者らと会談を行ったドナルド・トランプ氏=16年11月

ニューヨーク(CNNMoney) 米紙ニューヨーク・タイムズは26日、アカデミー賞授賞式のテレビ中継で、7年ぶりにCMを放映する。CMは「真実」をテーマに据えた。

「真実は、我が国はかつてなく分断されています」。この言葉で始まるCMは、白い背景に黒い文字で描かれる「真実は」に続く文言が「代替的事実とは嘘です」などの内容に次々と切り替わり、「真実は難しい」「真実はかつてなく重要になっています」という言葉で終わる。

ニューヨーク・タイムズの広告担当幹部デービッド・ルービン氏はこのCMの背景について「今現在、事実と真実について全米で対話が行われている」と述べ、「真実を見付けることの意味についての対話に参加する意味を込めた」と説明。「『偽ニュース』の世界の中でそれが何を意味するのか。その過程の中でジャーナリズムとジャーナリストにどんな役割があるのか。そしてそのジャーナリズムを支える読者の役割は何か」と問いかけた。

あえて抑えた表現ながら圧倒するようなものを感じさせるCMには、「常に真実を理解することがいかに難しいか」の暗喩を込めたといい、「ジャーナリズムは読者がその困難を切り開き、世界で何が起きているのか自ら理解する手助けをする役割を果たす」と力を込める。

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