ホーキング博士「歓迎されないかも」、トランプ時代の米国で

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ホーキング氏(左)はトランプ政権の米国で歓迎を受けないかもしれないと懸念を示した

ホーキング氏(左)はトランプ政権の米国で歓迎を受けないかもしれないと懸念を示した

(CNN) 英理論物理学者のスティーブン・ホーキング氏は20日に放映された英テレビ番組で、トランプ政権の米国で同氏は「歓迎されないかもしれない」との懸念を示した。同氏はこれまでもトランプ氏に対して批判的なコメントをしてきた。

ホーキング氏は英ITVテレビのインタビューを受け、トランプ政権誕生を「右派への明白な転換」「より権威主義的なアプローチ」を示すものだと評した。

また、環境保護局(EPA)長官に指名されたスコット・プルイット長官については、「二酸化炭素を気候変動の原因だと信じない人物」であり、トランプ氏はプルイット氏をすげ替えるべきだとの考えを示した。

「気候変動は我々が直面する巨大な危機の一つで、防ぐこともできるものだ」「米国にも悪影響をもたらすから、これに取り組むことは(トランプ政権の)2期目を勝ち取る結果にもなるはずだ」との持論も展開した。

このほか、米国とメキシコの国境での壁建設や石油パイプライン建設の認可についても、「リベラルでもなく、十分な知識を持ってもいるわけでもない(トランプ氏の)選挙人団を満足させるもの」だと述べた。また、「(米国には)多くの友人や仲間がいて、今でも多くの面で好きであこがれる場所だが、私は歓迎されないかもしれない」とも語った。

ホーキング氏は昨年5月、トランプ氏が共和党の大統領候補に決まる以前にも、同氏を「最も低い水準での共通項に訴えかけようとする扇動政治家」と評していた。

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