店舗からの銃盗難、51%の激増 南部で頻発

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認可を受けている販売店は盗難などが発生した場合、48時間以内の報告が必要となっている

認可を受けている販売店は盗難などが発生した場合、48時間以内の報告が必要となっている

(CNN) 米アルコール・たばこ・銃器取締局(ATF)は16日までに、連邦政府が事業認可している販売店などから盗まれた小火器類は昨年9200丁以上で、前年比で51%の激増を示したと報告した。

4年連続の増加だった。2015年の該当数字は6163丁だった。同局の当局者は銃盗難の増加基調の背景要因について、犯行に大胆となった犯罪者の存在が一因と指摘。「1回成功すれば、再度試みる」と説明した。

同局によると大半の銃の盗難事件は隔絶した地域にある独立系の販売店や質屋で発生。これらの店は全米で13万6000店を数える政府承認の店舗の約8~9%を占める。

販売品の小火器の盗難や紛失が起きた店側は48時間内にATFへの連絡が義務付けられている。同局はここ数週間、武器類の盗難が発生した場合、当該地域の販売店に警戒を呼び掛ける新たな連絡制度を試みている。今年2月初旬から始まった電話を使った自動通報制度で、これまでの利用は16回を記録し、店側の評価も肯定的だという。

ATFが今回発表した年間報告書によると、盗まれたり紛失したりした小火器類が最多だったのはジョージア、フロリダやテキサス各州。その後の追跡作業で回収された銃などは盗難が起きた同一地域もしくは近くの都市圏で発見される傾向が目立った。

同報告書によると、政府認可の販売店で紛失が報告された小火器類は計9113丁。ただ、製造企業側や販売店側の数の計算間違いなどが多く、必ずしも犯罪行為とは結び付かないとした。

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