米石油王の元妻、一度拒絶も慰謝料1200億円で合意へ

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香港(CNNMoney) 米国の「石油王」と称される大富豪ハロルド・ハム氏が離婚した妻に示した約10億ドル(約1190億円)の慰謝料がはねつけられたもめ事で、同氏の弁護士は11日までに、元妻が態度を軟化させ、この額面を受け入れる気持ちに傾いていると述べた。

企業コンチネンタル・リソーシズを率いるハム氏の元妻であるスー・アン・アーナル氏は慰謝料の金額が少ないとして異議を申し立てていたが、これを撤回する見通しだという。アーナル氏は、同社が築いた資産は2人の共同努力の結果とし、慰謝料の提示額は不公平と主張していた。

ハム氏は昨年11月、離婚交渉で9億7500万ドルの支払いに合意。ただ、アーナル氏の拒否を受け、自らも異議を申し立てていた。ハム氏の弁護士によると、慰謝料の小切手は既に送付されていた。

ハム氏は異議申し立てを行う際、原油価格の急落で同社の資産も減少したなどと主張していた。米国の資産調査企業によると、同氏の財産は昨年の時点で200億ドル超だった。

エコノミストで弁護士でもあるアーナル氏は、コンチネンタル・リソーシズ社で幹部も務めていた。2人の結婚生活は26年間に及び、2人の子どもがいる。離婚した際の財産分配などに関する婚前契約は結んでいなかった。

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