新型コロナで営業停止、客が31万円のチップ 米飲食店

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顧客の男性は請求書をテーブルに置き、営業を再開したら再び来ると話したという/Courtesy Brendan Ring

顧客の男性は請求書をテーブルに置き、営業を再開したら再び来ると話したという/Courtesy Brendan Ring

(CNN) 米オハイオ州クリーブランドにある飲食店のオーナーが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて自主的な営業停止を決めたところ、営業の最終日に3000ドル(約31万円)のチップを受け取る出来事があった。

オーナーのブレンドン・リングさんはCNNの取材に対し、レストランで昼食を食べていたところ、半ば常連の男性がやってきて請求書を置いて行ったと語った。そこにはチップとして3000ドルが記入されていた。

リングさんによれば、オハイオ州で新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、来年1月まで自主的に営業を停止することに決めたという。

22日が営業の最終日だったため忙しかった。男性はビールを1杯注文してそれを飲むと請求書を求め、リングさんのテーブルにやってくると給仕係とチップを分けるように伝えたという。

リングさんは最初、300ドルのチップと思ったが、眼鏡をかけて見るとゼロをひとつ見落としていたことに気が付いた。客に駆け寄って間違いではないことを確認した。

給仕係はそれぞれ750ドルのチップを受け取った/Courtesy Brendan Ring
給仕係はそれぞれ750ドルのチップを受け取った/Courtesy Brendan Ring

リングさんは冗談好きとしても知られており、ウエートレスにこのニュースを伝えたところ、いたずらだと思われたという。しかし、次の給仕係にも請求書を見せたところ本物だとわかりウエートレスは泣き出した。

22日には4人が働いていたことから、給仕係はそれぞれ750ドルのチップを受け取った。

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