プラスチックが絡まったカモ、NY市がレンジャー挙げて捜索

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ニューヨーク市内の公園で、くちばしと首にプラスチックの輪が絡まったカモが目撃された/Courtesy Bradley Kane

ニューヨーク市内の公園で、くちばしと首にプラスチックの輪が絡まったカモが目撃された/Courtesy Bradley Kane

(CNN) 米ニューヨーク市内のセントラルパークで、くちばしと首の周りにプラスチックの輪が絡まった状態で泳ぐカモが目撃され、市の公園局が捜索に乗り出した。

セントラルパークと近隣のモーニングサイドパークでは、パークレンジャー5人が出動して全ての池や水辺を捜索している。必要があればカヤックを使ってカモを保護する意向。

公園局によると、カモはまだ飛ぶことや泳ぐことはできる状態。しかしツイッターでは、餌を食べられないかもしれないと心配する声が強まっている。

カモの写真は鳥類写真家のブラッドリー・ケーン氏が22日に撮影した。水に潜ることも餌を食べることもできない様子で、「見るからに苦しそうで、見ていられなかった」という。

ケーン氏によると、このカモは、ニューヨーク市では珍しいカワアイサのメスで、2年に1度ほどしか目撃されないという。

水辺や海に流れ込む大量のごみは、鳥類に深刻な影響を及ぼしている。米海洋大気局(NOAA)によると、プラスチックごみは鳥に絡まったり消化管に詰まったりすることがあり、プラスチック片をのみ込んだ海鳥は死ぬ確率が20%高くなる。

ニューヨーク市公園局は、バードウォッチャーや公園を訪れる人に対し、プラスチックが絡まったカモを見かけたら連絡してほしいと呼びかけている。

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