頭部に矢刺さった猫、手術で生還 「キューピッド」と命名 米

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矢で頭部を貫かれる災難に遭った猫が、手術で一命をとりとめた/Chelsea Jones/Animal Welfare League of Arlington

矢で頭部を貫かれる災難に遭った猫が、手術で一命をとりとめた/Chelsea Jones/Animal Welfare League of Arlington

(CNN) 米国で、矢が頭部に突き刺さった状態で見つかった茶トラのオス猫が手術でこれを取り除いてもらい、一命をとりとめる出来事があった。この猫には「キューピッド」という新しい名前が付けられた。

バージニア州の動物保護施設で先週末に手術を受けたキューピッドは順調に回復している。施設の広報担当者によると、何者かが放った矢はキューピッドの頭部を貫通し、肩に引っかかった状態になっていた。1週間ほどは矢が刺さったままだったとみられるという。

キューピッドは14日、ウェストバージニア州ハーディー郡の民家のポーチにいたところを発見され、地元の動物病院に運ばれた。病院では鎮痛剤を処方したものの手術は行えなかったため、獣医師らはバージニア州アーリントンにある上記の施設に協力を仰いだ。

施設の医師らは15日にキューピッドを引き取りに来ると、翌日に手術を実施。驚いたことに矢は主要な器官や血管にまったく入り込んでいなかったが、傷口は深刻な感染症を引き起こしていた。

医師らは約2時間の手術の中で矢を除去し、感染部位を消毒。うみの排出と傷口の縫合を行うとともに、去勢手術も施した。感染症からの回復にはまだ時間がかかるが、痛みにくじけることなくここまでキューピッドはよくやっていると、前出の広報担当者は話す。食欲は旺盛で、人にもよくなついているという。

手術と同じ日につけられたキューピッドという名前については、見つかったのがバレンタインデーだったことに加えて、ひどい痛みと不快感を味わっているにもかかわらず信じられないほど心優しいその性格に由来するとしている。

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