タイ沖220キロで泳ぐ犬、油田作業員が救助

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タイ沖220キロで泳ぐ犬を救助

バンコク(CNN) タイの沖約220キロの石油掘削施設で、必死に泳いでいる犬を作業員らが見つけて救助した。犬はその場で手厚く世話を受けた後、タイ本土の動物病院へ運ばれた。

救助されたのは「アスピン」と呼ばれるフィリピン産の雑種犬。米シェブロンの作業員らが12日に発見した。

タイランド湾のはるか沖合までどうしてたどり着いたのかは分からない。作業員らが棒を差し出したが、波にもまれてうまくつかまれない様子だった。寒さに震えながら、声もあげずに悲しそうな目で作業員らを見上げ、「どうか助けて」と訴えているように見えた。

作業員らはロープを投げて犬の体に巻き付け、引き上げることに成功した。入浴させて水分や電解質を補給し、タイ語で「生き延びた者」を意味する「ブーンロッド」と名付けた。それでも震えが続き、疲れ切って立ち上がることもできなかったという。

15日午前には陸上へ運ばれ、現地の動物愛護団体に引き取られた。今後は一時保護施設で体力の回復を待つ見通し。

掘削施設のスタッフの1人は、ブーンロッドの飼い主が名乗り出なければ自分が引き取ると話している。

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