ドアノブ磨きに70万円超、英皇太子訪問対応に批判 アイルランド

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今年6月に英国のアスコット競馬場を訪れた際のチャールズ皇太子夫妻。同月にアイルランドのコークも訪れていた/Chris Jackson/Getty Images

今年6月に英国のアスコット競馬場を訪れた際のチャールズ皇太子夫妻。同月にアイルランドのコークも訪れていた/Chris Jackson/Getty Images

(CNN) アイルランドのコーク市議会が英国の皇太子夫妻が今年6月に訪問した際、ドア取っ手を磨く費用に約6000ユーロ(約77万円)費やしていたことがこのほど判明し、一部の議員から反発を買う騒ぎになっている。

この支出額を暴露した議員はツイッター上で「馬鹿げた費用」と非難、市内のホームレス対策などに充てた方が良策とも主張している。

チャールズ皇太子とカミラ夫人の訪問はわずか1日で、市役所などで歓迎されていた。

しかし、同市は訪問を控え、市役所改修などに20万3761ユーロを計上。1万1000ユーロ余は事務室などの念入りな掃除代、6000ユーロ以上はロビーの照明装置の取り換えに使っていた。手すりの高圧洗浄に4200ユーロも支払っていた。

一方、同市当局はCNNに示した声明の中で、260点を超える真鍮(しんちゅう)製の部品の地元の専門業者による修理、磨き上げや上塗りが必要だったと支出を弁護。部品にはドアの取っ手の他、ドアの押し板や金具などが含まれた。

これら部品は最初に据えられてから80年以上が過ぎ、修理などがもともと予定され、皇太子夫妻の訪問に合わせて実施されたとも説明した。

コーク市は英国統治に抵抗した歴史もあり、時には「反乱都市」とも呼ばれることがある。

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