米女性の卵巣に23キロの嚢胞、医師は肥満と診断

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今年4月、原因不明の体重増加に悩まされていたころのカイラ・ラーンさん

今年4月、原因不明の体重増加に悩まされていたころのカイラ・ラーンさん

(CNN) 米国でこのほど、妊娠しているわけでもなく食べすぎでもないにもかかわらず急激にお腹が膨らんでしまった30歳の女性について、重さ約23キロもある嚢胞(のうほう)が卵巣にできていたことが判明する出来事があった。女性は4人の医師の診断を受けていたが、嚢胞の存在に気付く医師はおらず、減量するように告げられるだけだったという。

アラバマ州に住むカイラ・ラーンさんが急激な体重の増加に悩まされるようになったのは昨年の夏。食事の中身には大きな変化がなかったため、当初はデスクワーク主体の仕事に移ったことが原因だと考えていた。

その後、ラーンさんのお腹は、かがんだり靴を履いたりするのも困難になるほど肥大。秋には痛みやしこりを感じるようにもなった。周囲からは妊娠したのかと尋ねられ、時にはお腹をさすられることもあったという。

医療の専門家から減量を促されたラーンさんは食事に気を使い、ジムにも通ったが、体重は減るどころか増え続けた。ジムで体を動かしても、すぐに息が切れるようになった。

ラーンさんは4人の医師の診断を受けたが、卵巣の異常に気付いた医師は1人もいなかったという。

今年5月25日の夜、ラーンさんは母親に従って州都モンゴメリーにあるジャクソン病院の緊急治療室に入った。病院の医師らが検査を施したところ、すぐにラーンさんの実際の病状が判明。翌日に1時間半ほどの手術を行い、重さ23キロの粘液性嚢胞腺腫を摘出した。

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