米独立宣言書の写し、英国で発見 米公文書館以外では初

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英イングランドで見つかった米国の独立宣言書の写し「サセックス宣言書」

英イングランドで見つかった米国の独立宣言書の写し「サセックス宣言書」

(CNN) 米国の独立宣言書を羊皮紙に手書きした写しが、このほど英イングランドで発見された。独立宣言書は米首都ワシントンの国立公文書館で厳重に保管されているが、それ以外に羊皮紙に手書きされた写しが見つかったのは初めてだという。

写しは米ハーバード大学の研究者が英サセックス州の記録局で発見し、「サセックス宣言書」と命名した。国立公文書館の宣言書が作成されたのは1776年。今回見つかった写しはその10年後に作成されたものだという。

2枚とも大きさは縦約60センチ、横約76センチ。サセックス宣言書は、署名が州ごとに分類されていないのが特徴で、これは1780年代の政治状況を反映していると研究者は解説する。

「新しい共和国について、単一の連合した主権を有する国民の権限を礎とするのか、それとも別々の13州政府の権限を礎とするのかを巡る、連邦主義者と反連邦主義者の論争を物語っている」(ハーバード大学のダニエル・アレン氏)

国立公文書館の宣言書では、最初に署名したジョン・ハンコックの署名が際立っているのに対し、サセックス宣言書では全ての署名が同じ大きさで書かれていた。

サセックス宣言書は米ニューヨークかフィラデルフィアで作成された可能性が大きく、米国の独立戦争を支持した第3代リッチモンド公爵が保有していたと思われる。しかしどのような経緯で英国に渡ったのかは分かっていない。

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