郵便配達中に犬から襲撃、昨年の被害は6755人 LA最多

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(CNN) 2016年に郵便配達の際に犬からの襲撃を受けた局員は6755人と前年比3%増を記録し、襲撃が一番多かったのはカリフォルニア州ロサンゼルス――。米郵政公社(USPS)が先ごろ、そんな年次報告書を発表した。

襲撃が最も多かった都市はロサンゼルスで80件。2位以下は、テキサス州ヒューストン、オハイオ州クリーブランド、カリフォルニア州サンディエゴ、ケンタッキー州ルイビルと続く。こうした数字は地元の郵便局に寄せられた郵便局員からの報告書を基にまとめられた。

広報担当によれば、襲撃の件数は増加したが、特に都市部での高い数字は珍しいものではないという。大都市は人口密度が高く、ペットも多いので、襲撃も多くなるという。

USPSの安全部門の責任者は声明で「しつけの良い犬でも機嫌の悪い時はある」と指摘。かまないようにする訓練や啓発活動の継続が、飼い主やペット、郵便配達人などの訪問者の安全や安心につながる重要な点だとの見方を示した。

同責任者は郵便配達人のために扉を開ける前に犬を別の部屋に入れることを推奨している。家族のペットの目の前で子どもや家族が手紙を直接受け取らないようにすることも勧めている。これを目撃した犬が脅威だとみなすこともあり得るからだという。

米疾病対策センター(CDC)によれば、犬による噛みつきは米国では毎年約450万件発生しており、およそ5人に1人が病原体に感染するという。

専門家によれば、犬が噛もうとするのは、たいてい、恐怖を感じたときや、追い詰められたときだという。

子どもにとっては特に危険が大きい。CDCによれば、犬にかまれて負傷する割合が一番高いのは5~9歳の子ども。犬にかまれて負傷する事件の半数以上は自宅で発生し、それも家庭の犬によるものだという。

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