感染症撲滅へ、武器は「蚊の工場」<3> 蚊をもって蚊を制す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
細菌に感染させた蚊をまくスタッフ

細菌に感染させた蚊をまくスタッフ

中国・広州(CNN) 米ミシガン州立大学の研究者で昆虫学者のジーヨン・シー氏は、2005年からボルバキアに感染したネッタイシマカの繁殖に取り組んでおり、さらに中国では、同じ手法で東南アジアでより多く見られるヒトスジシマカを繁殖させてきた。

前回「感染症撲滅へ、武器は『蚊の工場』<2> ワクチン開発は前途多難」はこちら

シー氏は間もなく、この技術を全世界で展開する予定で、米国国際開発庁(USAID)から100万ドルの助成金を得て、3月にメキシコで同様の蚊の工場を設立する計画だ。

しかし、こうした研究に取り組んでいるのはシー氏だけではない。

インドネシアとオーストラリアで行われている非営利の共同研究プロジェクト「エリミネート・デング」も1800万ドルの助成金を得て、ブラジルとコロンビアの2カ国でボルバキアに感染したネッタイシマカを放出するプログラムを実施している。

「人道危機」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]