樹皮状のいぼに覆われる病気、10歳少女を治療へ バングラ

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サハナ・カトゥンさんと父親のムハンマド・シャージャハンさん

サハナ・カトゥンさんと父親のムハンマド・シャージャハンさん

(CNN) バングラデシュで10歳の少女が樹木の枝のようないぼが生えてくる珍しい皮膚病にかかり、大学病院でこのほど少女の治療が始まった。

患者はサハナ・カトゥンさん。1月29日にダッカ医科大学病院に入院した。

形成外科の担当医によれば、「あごと鼻と片方の耳に樹皮のようないぼができている」という。

最初に症状が出たのは8年前。顔にできた発疹に父親が気づいたという。だが大きないぼが生えてきたのは昨年以降だ。

サハナさんの病気は症状から「疣贅(ゆうぜい)状表皮発育異常症」と見られている。これは遺伝性の珍しい病気で、世界でも数件しか報告がない。この病気に罹患した人は皮膚がんになりやすいとも言われている。

樹木状のいぼができる症状は、免疫システムの異常にヒトパピローマウイルス(HPV)感染が重なって引き起こされるという。

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