銀河集団を「遠ざける」、低密度の新領域を発見 研究チーム

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ハッブル宇宙望遠鏡でとらえた銀河系の画像。50万個以上の星が高密度で集まっている

ハッブル宇宙望遠鏡でとらえた銀河系の画像。50万個以上の星が高密度で集まっている

(CNN) 宇宙空間の中を動く銀河の集団には、ある方向から引き寄せようとする力と同時に、反対方向から遠ざけようとする力が働いているとの研究結果がこのほど発表された。

地球は太陽の周りを回り、太陽系は銀河系の中を回っている。その銀河系は他の銀河とともに巨大な「ラニアケア超銀河団」の中を、時速約200万キロのスピードで一定の方向へ移動していると考えられる。

これまでの研究では、7億5000万光年のかなたにある「シャプレー集団」と呼ばれる高密度の銀河集団が、ラニアケア超銀河団を引っ張っているとされてきた。

ハワイ大学天文学研究所のブレント・タリー氏らによる新たな研究で、その反対側に低密度の領域があり、ラニアケア超銀河団を遠ざける方向にも力が加わっていることが分かった。

この領域は「ダイポール・リペラー」と名付けられた。ダイポールは「対になった2つの極」、リペラーは「はねつける物」を意味する。

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