黒いキリスト像の巡行に信者ら殺到、首都の恒例行事で 比

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「ブラック・ナザレ」と呼ばれる等身大のキリスト像は1606年にメキシコから渡来

「ブラック・ナザレ」と呼ばれる等身大のキリスト像は1606年にメキシコから渡来

ブラック・ナザレは木でできた等身大の像で、1606年にメキシコから渡来した。1767年にキアポ教会へ運び込まれた時、多くの信者らがその後を歩いたのが行事の始まり。411回目を迎える今年も 奇跡を求める人々がはだしで像を追いかけた。

信者らの小競り合いが起きることも珍しくない。今年は目立ったトラブルがなかったものの、高血圧やめまいなどの軽い症状で1300人余りが赤十字の手当を受けた。

同国の政府軍が5日、南部ミンダナオ島で過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系のテロ集団と衝突して指導者を殺害したため、報復を警戒した警察が警備態勢を強化した。像の通り道では無人機を飛ばしたりリュックを背負ったりする行為が禁止され、携帯電話の信号もストップした。

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