キリンが絶滅危惧種に、「レッドリスト」最新版で指定

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キリンの個体数は過去30年で4割減少したという

キリンの個体数は過去30年で4割減少したという

(CNN) アフリカ大陸に生息する野生のキリンの個体数が激減し、絶滅の恐れがある野生生物を分類した国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」最新版で絶滅危惧種に指定された。

IUCNによると、キリンの個体数は過去30年の間に最大で40%減少。1985年の16万3000頭から昨年はわずか9万7000頭あまりに減った。原因としては「生息地の減少や内戦、密猟」を挙げている。

こうした実態を受けて、キリンの分類はこれまでの「軽度懸念」から、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」に引き上げられた。キリン9種のうち、5種は個体数が減少、3種は増加、1種は横ばいとなっている。

「キリンはサファリやメディアや動物園で一般的に見ることができるが、この雄大な動物が静かに絶滅しつつあることは認識されていない」とIUCN共同座長のジュリアン・フェネシー氏は述べ、「手遅れになる前に、我々がキリンのために首を突っ込むべき時期にある」と指摘する。

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