米軍部隊、日本本土初攻撃の記憶<2> 多機能・重武装の「B25」

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空母USSホーネットの甲板上に駐機したB25

空母USSホーネットの甲板上に駐機したB25

米ジョージア州ハウストン郡(CNN) ジョージア州ハウストン郡にある空軍基地で行われた航空ショーでは「ショウミー」の名で呼ばれる第2次世界大戦時の爆撃機B25の離陸を控え、エンジンが轟音(ごうおん)を立てていた。操縦士のデイビッド・トンプセン氏によれば、爆音が大きいのは、エンジンの排気管が操縦室の方向を向いているためだ。

前回「米軍部隊、日本本土初攻撃の記憶<1> 存命最後の隊員が回想」はこちら

管制官から青信号が出ると、製造から72年になるショウミーは滑走路を2000~2500フィート(約610~760メートル)ほど走行。完全に離陸する前には時速約190キロまで加速した。

ショウミーは現在、障害を負った退役軍人を支援する非営利団体の宣伝のため、全米各地の航空ショーに出演している。

全盛期のB25は2枚の垂直尾翼と多機能性で知られた。米航空大手ボーイングによると、B25は世界で最も重武装した航空機となり、爆撃や機銃掃射、偵察写真の撮影、対潜哨戒に使われたほか、戦闘機としての役割も果たしたという。

1万機近く製造されたB25のうち、今でも飛行できるのは50機以下だ。

第2次大戦中、日本本土を初攻撃した「ドゥーリトル空襲」に参加した隊員らは70年前、前述のハウストン郡の基地から300マイル(約480キロ)ほど離れたフロリダ州のエグリン空軍基地で訓練を受けた。そこではわずかな滑走距離で発艦する方法などを学んだ。

次回「米軍部隊、日本本土初攻撃の記憶<3> 過酷な作戦の始まり」は12月10日公開

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