中国、過去最長の有人宇宙飛行へ 「神舟11号」打ち上げ

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中国が有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げ

中国が有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げ

(CNN) 中国の有人宇宙船「神舟11号」が17日、ゴビ砂漠にある酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。打ち上げの様子は国営テレビで中継された。

神舟11号には景海鵬さん、陳冬さんの2人の宇宙飛行士が搭乗。9月に打ち上げられた実験室「天宮2号」にドッキングして、中国で最長となる33日間の有人宇宙飛行に挑む。このうち30日間は天宮2号に滞在して医学や物理学、生物学の実験を行う。

中国は2003年10月以来、5回の有人宇宙飛行を成功させてきた。前回2013年は15日間の飛行だった。

天宮2号と先に打ち上げた天宮1号は、中国が2022年に軌道に送り込むことを目指す重量20トンの常駐型宇宙ステーションの前段となる。新華社通信によると、中国は2024年に迫った国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了前に宇宙ステーションを打ち上げたい考え。

天宮1号は2017年中に地球の大気圏に落下する見通し。一部では、天宮1号が制御不能に陥ったとする臆測も浮上している。

しかし中国の有人宇宙飛行当局幹部は、ダメージは一切ないと強調。9月の記者会見で「我々の計算や分析に基づくと、同実験室の大部分は落下の際に燃え尽きる」と述べ、航空機の運航に支障が出たり地上で損害を発生させたりする恐れはないと説明している。

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