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火星へ向けて大きく飛躍しよう――オバマ米大統領が寄稿 CNN EXCLUSIVE

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次のステップは地球の周回軌道の外にまで到達することだ。私は気持ちの高ぶりとともに次のことを発表する。深宇宙での長期間の任務に宇宙飛行士を送りこみ、任務中の飛行士を支えることを可能にする新たな生活環境の建設のため、我々は商業企業と連携した取り組みを進めている。こうしたミッションにより、地球から遠く離れた場所でどのようにして人類の生活が可能になるのかが分かるだろう――これは火星への長い旅に出るうえで我々に必要な知識だ。

米紙ニューヨーク・タイムズで月面着陸を報じたジョン・ノーブル・ウィルフォード記者は後に、火星は「重力よりも強い力でもって」我々の想像力を引っ張っていると書いた。そこまで行くには大きな飛躍が必要になるだろう。だが、火星世代とも言うべき学生たちが毎日、教室に入っていくとき、その最初の小さなステップが生まれているのだ。科学的な発明はスイッチを切り替えるようにして生まれるものではない。長年にわたる試験の実施と忍耐、国を挙げての教育への取り組みが必要だ。

アイゼンハワー大統領はこれを知っていた。彼は1958年、NASAを設立したのとほぼ同時期に、科学と数学の教育に多大なリソースを割いた。STEM(科学・技術・工学・数学)教育で我々が重要な節目を通過したことを私が誇りに思っているのも、これが理由だ。米国の学校では史上初めて、毎年10万人以上の技術者が卒業している。また、新たにSTEM教育に携わる質の高い新しい教師を10年間で10万人育てるという私の目標も、達成に向かっている。

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