インドネシアで皆既日食、夜明け前からプラネタリウムに行列

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(CNN) インドネシアで9日早朝、太陽が月の陰に完全に隠れる皆既日食が観測され、首都ジャカルタのプラネタリウムには数千人が詰めかけた。

プラネタリウムには午前2時ごろから家族連れなどの行列ができ、ボランティアの係員が専用の日食グラスを配った。グラスは間もなく底を突き、多くはプラネタリウムのモニター画面で生中継を見守っている。

日食は月が太陽と地球の間に一直線に並ぶ現象。インドネシアでは現地時間の午前6時20分から始まった。米航空宇宙局(NASA)によると、まず西部のスマトラ島が月の影に入り、続いてスラウェシ島、ボルネオ島、マルク諸島へと移動した。

インドネシアで皆既日食が観測できるのは1983年以来。3人の子どもを連れて来た男性(40)は、前回の皆既日食もジャカルタで家族と観測した。ただ、当時はジャワ島などで、失明する恐れがあると当局が警告したため見損なった人も多かったという。「当時は多くの迷信があったけれど、今は違う。ぜひ子どもたちに見せたい。次の時は自分はもういないかもしれないから」と話している。

日食はマレーシアやシンガポール、ハワイ、オーストラリア北部などの一部でも観測できる見通し。NASAのウェブサイトでも生中継している。

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