中国、宇宙ステーション建設計画着々 実験室など打ち上げへ

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中国が宇宙ステーション建設に向けた複数の打ち上げ計画の概要を発表した

中国が宇宙ステーション建設に向けた複数の打ち上げ計画の概要を発表した

(CNN) 中国の有人宇宙開発当局は28日、今年7~9月の間に宇宙実験室「天宮2号」の打ち上げを行うと発表した。成功すれば、10~12月の間に有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げ、天宮2号にドッキングさせる。

神舟11号には宇宙飛行士2人が搭乗し、軌道上で天宮2号とのドッキングを試みる。

神舟の打ち上げの前には新型ロケット「長征7号」の打ち上げ実験も実施。2017年初めには同ロケットを使って貨物船を天宮2号に送り込む予定だ。

発表によると、長征7号は有人宇宙飛行のために開発された最新鋭ロケットで、「その打ち上げにより、宇宙への往復における中国の能力は大幅に向上する」としている。

中国による実験室の打ち上げは、2011年に打ち上げた「天宮1号」に続いて2基目となる。一連の実験はすべて、2020年ごろをめどに自前の宇宙ステーション建設を目指す中国の計画の一環。天宮1号、2号とも、宇宙ステーションの原型となる。

28日の発表では、宇宙ステーション計画は予定通りに進んでいるとした。

中国は11年9月に天宮1号を軌道に乗せ、数週間後には無人宇宙船を天宮1号にドッキングさせることに成功。続いて12年と13年に有人宇宙船をドッキングさせた。

中国が初の人工衛星を打ち上げたのは1970年。米国が初めて月に人類を送り込んだ1年後のことだった。しかしその後の40年で中国は宇宙開発に膨大な資金と資源を注ぎ、2003年10月には初の有人宇宙飛行を実現させた。以後、さらに10人の中国人飛行士を宇宙に送り出している。

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