新種の巨大恐竜、ニューヨークの博物館に登場

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
展示室から頭部がはみ出すほどの巨大さ=Dr. Alejandro Otero

展示室から頭部がはみ出すほどの巨大さ=Dr. Alejandro Otero

(CNN) 米ニューヨークの自然史博物館に、体長37メートルもある新種の恐竜の模型が登場した。15日から一般に公開される。

この巨大恐竜は、同博物館にあるシロナガスクジラの模型よりもさらに9メートルほど大きい。展示室には収まり切らず、首から先を通路に突き出した姿で来場者を出迎える。

恐竜の化石は南米アルゼンチンのパタゴニアで2014年に発見され、1年半以上かけて発掘された。ティタノサウルスの仲間に分類されているが、まだ種名は付いていない。ティタノサウルスは首と尾が長く頭が小さい姿が特徴で、4本足で歩き回る。

発掘場所ではこの新種の恐竜6頭分の化石223個が出土した。体重はアフリカゾウ10頭に匹敵する70トンと推定される。出土した化石はいずれも1億年前のパタゴニアに生息していた若い成体のものだった。

博物館に展示されるのは、出土した84個の化石をもとに復元された骨格模型。大腿(だいたい)部の骨だけで2.4メートルの大きさがあり、肩までの高さは6メートルあったと推定される。

模型は化石をレーザーでスキャンして設計図を作成し、3Dプリンターを使って繊維ガラスから制作した。化石の一部も期間限定で公開される。

「サイエンス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]