スペースXの爆発ロケット、6500キロ離れた英国沖で残骸発見

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英国沖で発見された「ファルコン9」の残骸=トレスコ島

英国沖で発見された「ファルコン9」の残骸=トレスコ島

ロンドン(CNN) 米民間宇宙企業スペースXの無人船を載せたロケット「ファルコン9」が6月、打ち上げ直後に爆発した事故で、同ロケットのものとみられる残骸が6500キロ以上離れた英国の離島の沖合で見つかったことが28日までに分かった。

見つかったのは縦10メートル横4メートルほどの残骸で、フジツボが一面にこびりついている。米国旗の装飾があり、スペースX社の無人ロケット、ファルコン9の一部とみられている。

同ロケットの打ち上げ場所は米フロリダ州のケープカナベル。だが今回、残骸が見つかったのは、英国本島の南西に位置するシリー諸島だった。

26日午後に残骸を発見したボートの船長、ジョゼフ・トマス氏は「最初はクジラか、なにかの死骸が浮いているのかと思った」が、文字のようなものが見えたため、航空機の一部かもしれないと考えた。通報を受けた沿岸警備隊が表面のフジツボをこすり落とすと、米国旗が見えてきて「ファルコン9」の文字も出てきたという。

沿岸警備隊でこの一帯の司令官を務めるマーティン・レズリー氏は声明で、残骸は「6月にケープカナベルで打ち上げ直後に爆発したスペースX社の無人ロケット、ファルコン9ロケット(の一部)である可能性が非常に高い」としている。

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