小惑星、ハロウィーンに地球に接近 月までの距離と同程度

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ハロウィーンの日に小惑星が接近

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は22日までに、ハロウィーンに当たる31日にかけて小惑星が地球から約48万キロの距離を通過すると発表した。

NASAによると、小惑星「2015 TB145」は米国時間の30日から31日にかけてオリオン座の上を通過する。最接近時の地球からの距離約48万キロは、月までの距離よりやや長い程度。望遠鏡を使えば観測できるという。「今回の接近は、この天体の物理的特性を観測する絶好の機会になる」とNASAの専門家は期待する。

TB145の直径は推定約300~600メートル、速度は約時速13万キロ。これと比較すると、ロシア上空で2013年に爆発した隕石(いんせき)は直径20メートル足らずだった。これほど大きい天体の接近が次に観測できるのは、2027年になる見通しだという。

TB145が発見されたのは10月10日だった。それまでは、29日に地球から約640万キロの距離を通過する小惑星「2009FD」の方が注目されていた。

10日には別の小惑星「2000FL 10」も地球から2400万キロの距離を通過している。この小惑星を巡っては、地球に衝突するといううわさが飛び交う騒ぎもあった。

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