「寝不足はIQ低下を招く」専門家が警告

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瞑想などで心を落ち着けると仕事の効率が上がるという

瞑想などで心を落ち着けると仕事の効率が上がるという

社会的能力や情緒的安定は睡眠と関係しており、睡眠不足は「指導力を発揮する上で大きな障害となる」とペイン氏は語る。われわれは睡眠不足になると怒りっぽくなるが、多くの人は職場や家庭で自分の感情を調節し、人とうまく接する上で睡眠がいかに重要かを理解していないという。

また何らかの睡眠障害があると、知能指数(IQ)が5~8ポイント低下する、とスワート氏は指摘する。われわれは寝不足で多少意識がもうろうとしていても、普通はそのまま仕事を続けてしまうが、多くの研究で、一晩眠らないとIQは1標準偏差下がることが分かっている。つまり、一晩徹夜すると職務遂行能力は「学習障害がある場合と同程度まで低下する」(スワート氏)という。

では、忙しくて十分な睡眠が取れない場合はどうすればいいか。「パワーナップ(短い仮眠)」という言葉は誰もが聞いたことがあるが、その言葉の意味を正しく認識している人はほとんどいない。スワート、ペイン両氏は、個人やリーダーとして成功するための最も重要なステップの一つとして、仮眠の重要性を強調する。

「パフォーマンスを上げたい人はぜひ仮眠を取るべき。仮眠には絶大な効果がある」とペイン氏は語る。

ただ、たとえ眠らなくても、「瞑想(めいそう)などで心を落ち着ける時間」や「目は覚めていてもリラックスしている状態」を確保することで、ストレスの解消や脳の活性化が促され、ひいてはリーダーたちの仕事の効率や職務遂行能力の向上につながるという。

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