1日が1秒長い「うるう秒」挿入、一部には不要論も

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ニューヨーク(CNNMoney) 時刻と地球の自転速度のずれを調整する「うるう秒」が日本時間の7月1日、世界で一斉に挿入された。

うるう秒では日本時間の1日午前9時(米東部標準時6月30日午後8時)直前の1分間が61秒になった。金融市場やIT業界はこれに伴うソフトウェアの障害を警戒し、事前の対策を進めていた。

前回2012年にうるう秒が挿入された際には、米大手のレディット、イェルプ、リンクトイン、フォースクエア、ゴーカーといったウェブサイトやアプリケーションが軒並みダウン。オーストラリアのカンタス航空はコンピューターシステムが障害に見舞われ、係員が手作業で搭乗手続きを行う事態になった。

障害の原因は、コンピューターシステムを制御しているソフトウェアがうるう秒にうまく対応できなかったことにあった。

そうした事態の再発を防ぐため、例えばレディットでは業界の専門家と連携して対策を講じ、検証を行って障害が起きないことを確認した上で、万が一不測の問題が発生した場合でも速やかに対応できる態勢を整えたと説明していた。

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