彗星着陸機フィラエ、休眠から復活 7カ月ぶり

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着陸機「フィラエ」が7カ月ぶりにお目覚め

着陸機「フィラエ」が7カ月ぶりにお目覚め

(CNN) 欧州宇宙機関(ESA)によると、7カ月前に彗星(すいせい)への着陸を果たした後、休眠状態に入っていたとみられる着陸機「フィラエ」からの通信が復活した。

独フランクフルト南郊にあるESAの管制センターに13日夜(日本時間14日早朝)、フィラエからの信号が届いた。約85秒間の交信で、300件以上の画像データなどが送られてきたという。

フィラエは昨年11月、ESAが打ち上げた彗星(すいせい)探査機「ロゼッタ」から切り離され、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)に投入された。

専門家らによると、フィラエはこの時、表面に機体を固定するための銛(もり)の打ち込みに失敗し、跳ね返って別の場所に着地。動力源となる太陽光が得られず、活動を停止したとみられる。67Pの軌道を周回するロゼッタが表面上を捜し続けていた。

プロジェクト責任者は声明で「フィラエは非常に良好な状態にある。摂氏マイナス35度という運用可能な温度と、24ワットの電力が確保されている」と説明した。

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