ノーベル賞メダルが競売に、存命の受賞者のものとしては初

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DNAの二重らせん構造の発見 J・ワトソン氏

(CNN) DNAの二重らせん構造の発見者でノーベル賞を受賞した研究者のジェームズ・ワトソン氏(85)が、受賞式で贈られた金メダルをオークションに出品することが26日までに分かった。存命の受賞者のメダルが売りに出されるのは初めて。

オークションはクリスティーズの主催で12月4日に米ニューヨークで開かれる。ノーベル賞メダルの落札予想価格は最高で350万ドル(約4億円)。

ワトソン氏は1950年代に英ケンブリッジ大学でDNA構造の研究に取り組み、1962年にフランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスの両氏とともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。オークションにはワトソン氏が受賞式で行った演説や講演の原稿も出品される。

クリスティーズは同氏の功績について、「ニュートンやダーウィン、アインシュタインに匹敵する。知の追求が人類の歴史を塗り替える発見に結び付いた」と解説する。

オークションで得た収益の一部は、同氏が勤務していたシカゴ大学やケンブリッジ大学などの研究機関に寄付する予定だという。

同僚だったクリック氏は昨年、DNA構造の発見について科学誌ネイチャーに発表する前に息子に説明した手紙を売りに出し、手紙としては史上最高額となる606万ドル(現在のレートで約7億円)で落札されていた。

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