NASA、爆発ロケットの残骸に触らぬよう呼びかけ

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爆発ロケットの残骸に触らぬよう呼びかけ

(CNN) 米南部バージニア州で28日、ロケット「アンタレス」が打ち上げ直後に爆発した事故で、米航空宇宙局(NASA)は29日、現場となった打ち上げ施設の被害状況の調査を行うとともに、ロケットの残骸を見つけても触らないように呼びかけている。

アンタレスは国際宇宙ステーション(ISS)へ物資を運ぶ無人宇宙船「シグナス」を搭載していた。アンタレスとシグナスを開発した米民間宇宙企業オービタル・サイエンシズ社は、事故で両方が「壊滅的に破壊された」と明らかにした。現場となったNASAの打ち上げ施設の周辺では大規模な火災が起きた。

NASAによれば、ロケットの残骸は広い範囲に散らばっている可能性があり、一部は海に落下した可能性があるという。またNASAは、残骸を見つけた場合は拾ったりせず、すぐに通報するよう呼びかけている。

NASAの元宇宙飛行士で現在はオービタル・サイエンシズの幹部を務めるフランク・カルバートソン氏は、「ロケットには大量の有害物質が搭載されていた。(残骸を)探して記念品として取っておきたいなどと考えるべきではない」と述べる。「何かが海岸に打ち上げられたり、農場や庭に落ちていたりするのを見つけても、絶対に触ってはならないし、他の人を近寄らせてもならない」としている。

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