無人宇宙船「ドラゴン」が帰還、ISSから科学実験の成果も

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ロシアの無人宇宙船がドッキングを目指していた国際宇宙ステーション(ISS)

ロシアの無人宇宙船がドッキングを目指していた国際宇宙ステーション(ISS)

(CNN) 米民間企業スペースXの無人宇宙船「ドラゴン」が25日、国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給を完了して帰還した。科学実験の装置や試料など約1500キロ分を持ち帰った。

ドラゴンは米東部時間の同日午後3時半ごろ、メキシコ北部沖約480キロの太平洋上に着水した。米ロサンゼルス付近の港へ運んで積載物を回収する。一部の試料はテキサス州マクレガーにあるスペースXの施設へ送って処理、分析するという。

スペースXは米航空宇宙局(NASA)のシャトルが2011年に引退した後、ISSへの物資補給を請け負ってきた。ドラゴンによる補給は16年末までに予定される計12回のうち、今回が4回目となった。

ドラゴンは同時に、長期の有人宇宙飛行というNASAの目標に向けた科学実験にも協力している。今回は無重力状態が動植物に与える影響を調べる実験で生きたマウスを載せ、野菜の種を持ち帰った。また、地球の気象を観測する装置や、部品製造への活用が期待される3D(3次元)プリンター、計255個に上る実験装置などをISSに届けた。

ドラゴンの次回の飛行は12月1日以降に予定される。ISSへの補給物資とともに、レーザーを使った大気汚染の観測装置などを届けることになっている。

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